インテル・ペンティアム2
Pentium IIの事を調べなおしてみて、今更ながら驚き。CPUの進化・枝分かれって本当に一気に起こったって感じですねぇ。ペンティアム2が発表・発売になったのはまだ10年ちょっと前の話しです。
80x86アーキテクチャに基づいて設計されたCPUで、やはりL2キャッシュの実装が最大の話題だったのじゃないかと記憶しています。Pentium IIから、このLevel2キャッシュと呼ばれる「データの保管場所がCPU基盤に直付け」されるようになったんですね。
Pentium Proをベースとして開発され、CPUバスのスピードは66MHz。後のPentiumIIIで本格的な問題として取り上げられるようになる大きな消費電力・高温加熱問題は既にPentiumIIから始まっていました。初代Celeronは、このPentiumIIからキャッシュメモリを取り除き簡素化したものとしてリリースされています。
PentiumIIで思い起こされるのは、CPUというのが今のような一枚チップではなくて、細長いプラスティックケースにくるまれていたという姿。昔ゲーム機とかのカートリッジであった形だな。
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