CPU 性能比較

インテル・ペンティアム3

intel pentium 3

このCPUは1992年2月にお目見え。前作のPentiumIIが97年春なので約5年を経てのバトンタッチとなった。動作周波数、いわゆる「メガ・ギガヘルツ戦争」が一番盛り上がったのがPentiumIIIの時代。

 

競合のAMDとのCPU性能比較において、どちらも譲らなかったのが「GHzをどっちが先に超えるか」という金字塔。インテルがこの金字塔を打ち立てる事となったCPUがPentiumIIIなのだ。

どんどん高性能化するCPUではあったけれど、後継CPUのPentiumIVあたりから話題になった製造プロセス(配線の微細化)も今とはそもそも「桁が違う」おおらかさで作られていた。

 

PentiumIII微細化製造プロセスの単位は「μm」(マイクロメートル:1,000分の1ミリ)。2009年は既に「nm」(ナノメートル:1,000,000分の1ミリ)の時代。

ペンティアム3の出だしは0.25μm、後に第二世代で0.18μmと更に製造プロセスは微細化された。

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