キャッシュ・メモリ
コンピュータの記憶装置というと「メモリ」「ハードディスク」、一昔前ならこれに「フロッピーディスク」などが加わるのが一般的な理解でしょう。
1秒間に百万回単位でデータ処理を行うCPUから見るとフロッピーディスクは徒歩、ハードディスクが自転車、RAMと呼ばれる主メモリで自動車とか新幹線位の感覚でしょうか。とてもじゃないですが1秒間に何百万回のスピードには追いつけません。
そこでジェット機くらいには高速な「データの一時保管場所」として作られたのがCPU内部に存在する「キャッシュメモリ」です。CPUでは「よく使うデータを一時的に手元に保管しておく」事で処理速度が速すぎる事によるロスを防いでいるのです。
CPUの演算処理ユニットに最も近い順から1次キャッシュ(L1キャッシュ)、2次キャッシュ(L2キャッシュ)、中には3次キャッシュ(L3キャッシュ)を備えるものまであります。
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