CPU 性能比較

製造プロセス(プロセス・ルール)

CPUをはじめとする半導体の拡大写真って見たことがありますか?

 

昔、プリント基板という言葉がありましたが、キャッシュや演算ユニット本体を結ぶ「配線」は線をつなぐというよりも「超細い線を印刷してゆく作業」と言った方が近いでしょう。CPUの性能を比較する時、この「細い線がどの位細いか」と「細い線がどのくらい密集しているか」が大きなチェックポイントです。

 

単位としてよく使われる「nm(ナノ・メートル)」は病原菌ウィルスくらいの大きさ、化学でお馴染みの原子10個分くらいの大きさと言えば、いかに微細なものかわかるでしょうか。

 

Core 2 Duo CPUは製造プロセス45nmで組まれています。次のステップは32nmだそうな。

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