FSB(フロント・サイド・バス)
Front Side Bus(フロント・サイド・バス)と読みます。
昔懐かしい(?)Pentium2で初めて取り入れられたCPU技術。CPUの動作周波数が上がり、それをサポートする為のL2キャッシュ・メモリが作られました。これによりCPU動作周波数にメモリの読込・書出しスピードが追いつくようにしたわけですが、CPU動作周波数の高速化は更に進みます。
この傾向は再度「ガス欠(CPU動作速度がメモリから読み出されるデータより早すぎる)」を引起しかねない状況を作り出しました。そこでL2キャッシュからCPUへの「そうなるとCPU本体とL2メモリをつなぐデータの通り道を専用道路化しよう」というアイデアが生まれました。
これがCPUの「フロント・サイド・バス」と呼ばれる専用道路です。CPU性能比較ではFSBの周波数も重要なポイントです。
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